農場の区画再整備と灌水システムが完成しました。(その3:ガゼボ前中間エリア)

さて今回は農園の中央部、ガゼボ前のエリアを工事します。このエリアでは商品用ハーブを栽培するため、エリア全体を新たに区画分けし、各区画ごとに給水する仕組みを作ります。

区画整理前の様子です。これはこれで自然な感じで良いのですが、商品用ハーブの栽培には自然すぎるうえ、夏場の雑草は半端ないです。

まずは区画の整理です。エリア全体を整地して区画ごとに柵を設置していき、その間をタイルで道を作りました。

区画の仕切りに使う柵もベニヤと角材で利用者の方たちと手作りしました。

ここはまた、井戸を設置したエリアでもあり利用者も頻繁に入る場所なので、まず周りを防草シートで覆ってスペースを確保します。

去年の夏は、芝刈り機で雑草を刈るときに、間違って井戸の電線を切ってしまう事故もありました。

さらに井戸の周りを防草シートで囲って、夏場の雑草対策をします。

さて次にガゼボ前の工事に入ります。まず、塩ビ管を敷設する溝を掘るのですが、耕運機とショベルを使って塩ビ管を埋設する溝を作っていきます。育っているラベンダーなんかが枯れないように、まずは根っこから移動させてからの作業なので結構大変です。

それができたら、スプリンクラーを設置するための塩ビ管を敷設します。

水圧を維持するために、基幹線(25mm)から塩ビ管(20mm)で分岐し、更にスプリンクラー用(13mm)塩ビ管を接続します。

基幹線にには、こんな感じで接続します。

そして、スプリンクラーをつけるノズル(13mm)を立てます。

ノズルの位置を確認して、全体を埋め戻します。

根元には台風対策と角度調節を兼ねて、コンクリの踏み石を入れました。

そしてこの工事をこのエリア全体のすべての区画に施します。

こうやって、このエリアに、2m×2mの区画を6区画、2m×3mの区画を3区画作りました。更に、エリアの区画外に生えているローズヒップやオリーブには、ブルーベリー同様に、それぞれの根元に個別に給水します。

これで、このエリアは完成です。

 

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