宿泊訓練開催!!

今年2回目のお泊り行事である「宿泊訓練」を11月22日・23日に行いました。

今回は「訓練」ということをメインに考え、「災害時に帰宅できず施設に宿泊しなくてはならなくなった」ということを想定して宿泊訓練を行いました。

なので、当然料理の火も自分たちで枝を拾ってきておこしました。

 

 

 ↑飯盒炊飯なんて小学生いらいですかね~(^_^;)自分だけではとても扱い方なんて覚えてませんでしたが、職員岩瀬がキャンプボランティアをライフワークにしているので、今回はお任せしてしまいました。・・・・次は頑張りますね(-_-;)

↑どうですか~\(◎o◎)/!きれいに出来上がるもんですね~!!

料理は災害を想定してだけでは面白くもなんともないので、「バーベキュー」をおこないました。炊いたごはんはおにぎりにして、焼きそばやお肉がてんこ盛りの楽しい夕飯となりました~!(^^)!

 

 夜は施設にあるお風呂を沸かし、みんなで順番に入りました。

家庭用のお風呂しかないので、大人11名が順に入るとすばやくおこなっても2時間近くかかってしまい、あっという間にあとは寝るだけになってしまいました(-_-)

 

部屋は大部屋ではなく、6畳間の個室が7部屋あるのでそちらに2人ないし3人づつ部屋わけして寝てもらいました。

実際、慣れない環境でしかも少ない人数で寝ることができるのか?と私たちも親御さん達も1番の不安要素だったのですが、布団に入ってからかなりの時間は必要としましたが、なんとかみんな寝ることが出来たようでした。まあ、朝早く起きてしまったのか寝れてなかったのかわかりませんが1名ほど朝方に外に出てしまった方もいましたが・・・・・(-_-;)

朝ごはんをみんなで食べてみんなを家まで送り届けて無事「宿泊訓練」は終了となりました。

↑時計の針は8時を示しています。こんな時間に、カモミールでみんな一緒にご飯なんて新鮮ですね。

 

実は、今回の訓練には災害を想定して実際泊まれるのか?何人キャパがあるのか?外部からの受け入れ対応はできるか?という施設能力や職員対応の訓練でもあると同時に、実は裏の検証がもう一つありました。

それは、「施設をグループホームにできるのか?」ということです。

現行の制度では、同一建物内においてのグループホームと事業所は認められていません。

しかし、現在柏市では中核都市となり条例を自分たちで定めることが出来るようになりました。
そこで現在、障害福祉課や障がい者団体などの頑張りによりこの辺の中身がより譲歩したものへと変わりつつあります。

そんな中、訓練を行ってみて確信したのはカモミール施設をグループホームとして十分利用できるということです。

制度の壁が存在してはいるのですが、私たちはそんな壁はすぐに取っ払うことができると自信をもっています。

それは、同一施設がダメという理由の根本は「施設内にとどまり、障害者が地域にでていかなくなることを防ぐため」というのが理由の1つなのですが、私たちは「地域に出ていく」ことを基本として活動をしていますし、普段の活動の中でかなり地域に出ていくということをしています。私たちの活動をおこなっていく限りは、上記の理由は当てはまらないのではないか?という自信があるのです。

制度がいっていることも理解できますが、例外もあるのだということを条例改正の中で認めてもらえるように訴えかけていきたいと考えています(^_^)

グループホームが必要となるときはカモミールにとって決して遠い将来の話しではありません。「親なき後」の利用者たちの生活を考えるならば「親が元気な時に」こそ動き出さなければいけないのです。時間は、あるようであんまりないです。

 

話は飛んでしまいましたが、今回得た反省などを踏まえて災害時にすぐに対応できるような施設として、維持管理に勤めると共に、定期的にこういう訓練を行い職員や利用者の防災意識向上に勤めていきたいと思います。

文責:石井

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