防災訓練~宿泊訓練~

あっという間に7月も半分を過ぎ、海の日を迎え学校関係はいよいよ夏休みに入りましたね。カモミールでは農場の草取り、公園整備、介護等体験の大学生受け入れ、乗馬に、お出掛けなど盛りだくさんな毎日を送っています。

増尾のひまわりの更新まで間があいてしまいましたが、7月が終わる前に6月お宿泊訓練、その他活動を振り返ってみたいと思います(^^)

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防災センターに引き続き宿泊訓練を行いました。

事前に施設の2階へ行き宿泊部屋をみんなで掃除

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これで少しずつ泊まる実感が沸いてきたでしょうか。1日目はガスが使えなくなったときを想定し野外炊飯を行いました。

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コンクリートブロックを風避けに新聞紙を空気を入れず巻いた薪、小枝を用意しいざ、着火!火がつけど、弱い火がついたり消えかけたり飯ごうに変化が現れずこれは失敗かと思っていたところに耳を済ませばブクブク音がする・・・

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そう、飯ごうの水が沸騰し始めたのです。

このあとシューという音で炊き始め、初めはどうなることやらと思いましたが、ふっくら美味しいご飯が炊けました。
半分のメンバーは中でカレ-作り。

夏野菜カレーを作りました!

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次はお風呂
本当の災害時はお風呂なんて言っていられないですが、施設としては利用者の皆がお風呂の場面でどの程度自分でできるのかなど把握の意味もあります。
炊き出しで煙と汗で汚れてしまった体をさっぱり洗い、皆体洗いもしっかりできていました。

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そのあとは、お楽しみの夜食のゼリーとプリン。

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いつもはカモミールにいない時間。なんだか不思議な感じです。普段電動バイクで遊ばないのに珍しく楽しんでいる人も♪

そしてそして花火をやりました♪
疲れているか、暗い中でやるのが恐くないか心配でしたが、そんなことなくそれぞれの花火の形や色に感動しながら楽しんでいました。
最後の線香花火では誰が落とさず火がついてられるか静かながらに盛り上がりました。

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そして22時、就寝。

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昨年一人で寝れず職員の布団に入ってきた人は1人で布団で寝ることができ、深夜玄関を出掛けた人は自分の部屋を出ずに過ごすことができ、初めての宿泊参加の利用者さんが2名いましたが時間かからず眠りについていました。
2名ほど1時くらいまで独り言が聞こえてきたり、雨の音で途中起きた人もいたようですが、これも訓練!
普段と違うところで寝れたというだけでみんな頑張ったと思います。

 

7時起床

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朝ごはんは昨日の残りのカレーを使いカレーうどん。
朝はご飯じゃないとやだという人もいましたが、いつも好きなものばかり出るわけではありません。なんだかんだ言いながらほぼ食べてくれました。(^-^;

そのあとはラジオ体操!の時間はとっくに過ぎているので録音したMDに合わせて体操して目を覚ましました。

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午前中の活動は、非常食のごはんを食べるため」火起こししてお湯を沸かしました。
雨上がりだったので火が定着するまで時間がかかりましたがどうにかお湯を沸かすことができました。
火起こしついでにちょっとしたお楽しみ、マシュマロを焼きました♪
あのとろけてちょっと焦げたのが美味しいんですよね~

 

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昼食は「非常食を食べよう」のご飯ものを頂きました。
お湯を入れるだけというものでしたが完全沸騰しないまま入れてしまったからか、口に合わなかったのか「まずい!」という人やちょびちょびとながら全部食べる人もいました。
普段、食事つくりのパートさんがご飯を作っていて作業から帰ってくるとあったかくておいしいご飯を用意してくれています。 お湯を沸かすという1からの作業は大変でしたが、ご飯が食べれるありがたみを実感しました。この気持ちみんなには伝わったかな?

 

午後は防災グッズチェック!
カモミールの防災グッズをみんなで確認、不足分や取り換えの必要なものをリストに出します。
他に防災トイレ作り、体験。ポータブルトイレに黒ビニールをセットし吸水パットを入れます。体験といっても実際に用を足すわけではありませんが、防災トイレに座ってみるということを行いました。ただ座るだけでしたがカーテンの裏で行い、いつもの場所とものが違うだけ完全拒否する利用者が半分ほどいました。障害を持っていると普段と違う状況に適応する難しさを改めて感じました。

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そんなこんなで宿泊訓練無事終了しました。
皆さん本当にお疲れ様でした利用者さん同士、声を掛け合ったり手伝っている姿が印象的でした。カモミールの皆なら大変な時でも力を合わせれば大丈夫(^^)!
利用者さんの災害時の想定を一部ですが把握できたと思うので、ここから職員は対応、設備、備品、職員の動きの訓練など常に念頭に置きながら、緊急時に備えていきます。

文責:小林

 

 

 

 

 

 

 

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