そして最後に入口奥の中央前エリアの工事です。
ここは敢えて区画整理をしないで、これまでの形をそのまま残した自然なコーナーとして維持することにしました。
よく言えばイングリッシュガーデン風・・になってくれたらいいなって場所です。
実のところあまり手入れもせずに数年たっているので、いろいろな花苗が自由に根を張り種を飛ばしているので、このエリアでどんなハーブや花苗、木が育っているかは、私もよくわかりません。かなりの種類が育っていることは間違いないのですが・・
そこで、このエリアは基幹線(25mm)からホース(19mm)に接続し、最終的には4mmホースで園芸支柱で高さを調整したミニスプリンクラーに接続しました。
こうすることで、支柱をいつでも好きな場所に移動して散水することが可能となります。
これで、農場全体の区画整理と灌水システムが完成しました。
昨年5月に井戸を工事して以来、区画の整理から灌水システムの設置まで、気が付けばおよそ10か月の月日がたっていました。
その間、寒い日には塩ビ管が凍結して、分水システム自体が割れてしまうという事故もあったりして、いろいろな経験の中で多くを学ぶことが出来たと思います。
でも、これでようやくハーブを商品化するためのインフラが整ったわけで、いよいよ本格的にハーブの商品化に向けて動き出す準備ができました。
また利用者さんたちの日中作業の場所としても、夏場の作業で水撒きと雑草取りだけに追われることなく、各人ができることを探して作業する余裕が生まれます。施設として考えればこれが何よりです。